公立中学から高専へ進学した子どもを見て感じたこと
結論から言えば、我が家の場合は「高専でよかった」と思っている。
でも、それは「高専が普通高校より優れている」という意味ではない。
子どもの性格や、興味、家庭との相性によって、向いている道が違っただけだと思う。
だからこの記事では、「高専最高!」という話ではなく、実際に高専へ進学した親として感じたリアルを書いてみたい。
普通高校に進んでいたらどうなっていたか
正直に言えば、子どもが普通高校へ進んでいたら、おそらく早い段階で文系を選んでいたと思う。
数学は嫌いではなかった。でも「受験のための勉強」になると、急に興味を失うタイプだった。
周囲に合わせて、
「英語を頑張れ」
「偏差値の高い大学へ」
という空気の中にいたら、自分から勉強することは難しかった気がする。
そして親の私も、偏差値や大学名に振り回されていたと思う。
高専は“目的”が先にある
高専に入って感じたのは、普通高校より「目的」が見えやすいことだった。
- 機械
- 情報
- 電気
- 建築
- 化学
最初から専門分野がある。
だから、「何のために勉強するのか」が見えやすい。
もちろん、15歳で進路を決める難しさはある。
途中で「やっぱり違った」と思う子もいるだろう。
でも、うちの子にはその“専門性”が合っていた。
思っていたより“大学っぽい”
親として意外だったのは、高専が思った以上に大学に近い空気だったこと。
先生との距離感も、公立中学とはかなり違う。
レポート提出、実験、専門科目。
自由な反面、自分で管理しないといけない。
「高校」というより、
“大学の練習”みたいな感じがあった。
のんびりした子なので不安だったけれど、寮生活も含めて、少しずつ自分で生活するようになった。
ただし、高専には向き不向きがある
もちろん、大変な部分もある。
数学や物理の進度は速い。
留年もある。
さらに、普通高校のような「なんとなくみんな同じ方向へ進む安心感」は少ない。
大学受験文化ともかなり違う。
だから、
- 幅広く可能性を残したい
- 部活や学校行事を楽しみたい
- まだ進路を決めきれない
そういうタイプなら、普通高校の方が合う子も多いと思う。
高専でよかったと思う瞬間
それでも、今「高専でよかった」と感じるのは、子どもが自分で道を選んだからだと思う。
YouTubeで高専を見つけ、
自分で調べ、
オープンキャンパスへ行き、
悩みながら決めた。
親が敷いたレールではなかった。
だから大変でも、自分で踏ん張れている気がする。
どちらが正解かではない
高専か、普通高校か。
答えは家庭ごとに違う。
でも、親として今思うのは、
「偏差値」より、
「その子が自分の意思で選べるか」
の方が、ずっと大事だったということ。
高専は少し特殊な道かもしれない。
でも、普通高校では見つからなかった場所に、うちの子は居場所を見つけた。
我が家にとっては、それが一番大きかった。
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