結論
中学受験において「親の伴走」は確かに強力です。
ただし、
子どもの性格やタイミングによっては、逆効果になる場合もある。
私はそう感じました。
きっかけは佐藤ママの講演会
高専に通う子どもが19歳になった今でも、鮮明に覚えています。
以前に参加した、佐藤ママの講演会。
4人全員を東大理科三類に合格させた、いわゆる“伝説の母”の話を直接聞く機会でした。
中学受験を考えて参加したわけではありません。
当時、子どもは公立中学に通っており、高校受験に向けて何かヒントを得られればという軽い気持ちでした。
「ここまでやるのか」という衝撃
話を聞いてまず感じたのは、驚きでした。
小学校の漢字テストひとつに対しても、
- テスト日を把握する
- 範囲を確認する
- 勉強のスケジュールを立てる
- 子どもに声かけをする
これを毎回、徹底して行う。
さらに、
- 教材の管理
- 間違いノートの作成
ここまで親がやる。
正直に言って、衝撃でした。
同時に感じた不安
感動と同時に、別の感情も生まれました。
「ここまでやらないとダメなのか?」
そしてもう一つ。
「このレベルの家庭と将来競争するのか」
日本中にこういう親子がいて、いずれ大学受験で競うことになる。
そう思ったとき、正直なところ少し絶望感もありました。
思春期の子どもにはもう遅い
ただ現実を見ると、当時の子どもはすでに中学生でした。
- 自分でやると言う
- 親の管理を嫌がる
- スケジュールを一緒に立てることは難しい
小さい頃からの積み上げがあって成立する方法なのだと強く感じました。
自主性か、伴走か
講演会の間、ずっと考えていたのはこのことです。
- 親が徹底的に管理する方法
- 子どもの自主性に任せる方法
どちらも間違いではありません。
ただ、もう一つの感情がありました。
「もっとやるべきだったのではないか」
もし自分がもっと関わっていたら、もっと違う進路もあったのではないか。
そんな思いです。
でも、もし同じことをしていたら
ここで、冷静に考えました。
もし自分が同じように伴走していたらどうなっていたか。
正直に言えば、
子どもを追い詰めていた可能性が高い。
私は佐藤ママのように、
- 冷静に管理し続ける
- 子どもを観察し続ける
- 適切にサポートし続ける
そこまでできるタイプではありません。
親の関わり方は、「量」だけでなく「質」も重要。
強くそう思いました。
結果的に今思うこと
結果として、子どもは中学受験をせず、公立中学から高専へ進みました。
のんびりした性格のまま、
- 自分で進路を選び
- 寮生活を送り
- 専門分野に興味を持つ
自分のペースで成長しています。
今になって思うのは、
あのタイミングで無理に方向を変えなくてよかった。
ということです。
まとめ
中学受験における親の関わり方に、正解はありません。
ただ今回感じたのは、
- 伴走は強いが、誰にでも合うわけではない
- タイミングを間違えると逆効果になる
- 親の性格も大きく影響する
ということでした。
家庭ごとに合うやり方がある。
子どもの性格や家庭の空気によって、合う伴走の形は本当に違うのだと思います。
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