思春期の子どもが勉強しない理由|親ができることは「水を飲ませない」ことだった

進路・中学受験

結論

思春期の子どもに対して、親ができることは限られています。

無理に勉強させることはできません。

代わりにできるのは、環境を整えて子どもが動くタイミングを待つことです。

そう実感した出来事がありました。

思春期に入った子どもとの距離

中学2年になると、子どもは少しずつ距離を取るようになりました。

・「ママ」と呼ばなくなる
・会話が減る
・干渉を嫌がる

頭では「思春期」とわかっていても、戸惑う毎日でした。

「水は飲ませられない」という現実

高校時代に習った英語のことわざがあります。

You can lead a horse to water, but you can’t make it drink.

馬を水場に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない。

子育てをする中で、この言葉を何度も思い出しました。

勉強しないのではなく「困っていない」

受験が近づいても、子どもは勉強しませんでした。

正確には、必要な分しかやりませんでした。

・模試を受けて現状を把握する
・合格ラインを理解する
・最低限でクリアする

本人の中では論理的でした。

あるとき、こう言いました。

「60点でいい。合格できればそれでいい」

最初は違和感がありました。

でも今思えば、子どもは一貫していました。

親の焦りとズレ

私は、もっと上を目指してほしいと思っていました。

努力すれば届くのに、なぜやらないのかと感じていました。

でも子どもは違う基準で動いていました。

「必要十分でいい」

ぶれていたのは、むしろ親の方だったのかもしれません。

子どもが動いた瞬間

そんな中、転機がありました。

子どもがYouTubeで高専の動画を見つけたのです。

それは、親が勧めたものでもなく、学校でもなく、塾でもありませんでした。

自分で見つけた場所でした。

そこから子どもは変わりました。

・自分で調べる
・オープンキャンパスに行く
・進路を決める

初めて自分から動いた瞬間でした。

親が用意した道では動かない

私はそれまで、偏差値の高い高校に行くことが良い進路だと思っていました。

でも子どもが選んだのは、「自分がやりたいことがある場所」でした。

高専に進学してからは、

・留年せず進級
・専門分野に興味を持つ

自分で選んだからこそ続いているのだと思います。

子どもは親の分身ではなかった

振り返って思うのは、子どもは自分とは違う人間だったということです。

当たり前のことですが、親は無意識に自分の価値観を押し付けてしまいます。

でも子どもは、

・自分の論理を持ち
・自分の道を選び
・自分で踏ん張る

一人の人間でした。

まとめ

思春期の子どもに対して、親ができることは、

・無理に動かそうとしない
・環境だけ用意する
・タイミングを待つ

ことだと感じています。

水は飲ませられません。

でも子どもは、自分で見つけた場所でちゃんと動きます。

それで十分だと思っています。

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