高専に入って知った6つのこと【その2】勉強と成績の厳しさ

高専




シリーズ第2回となる今回は、高専の「勉強と成績」について書きます。

・60点を下回るとどうなるのか
・夏休みが長いのは本当か
・試験前のリアル

このあたりは、入る前にはなかなか見えない部分でした。これから高専を検討している方の参考になればうれしいです。

1. 60点を下回ると、空気が変わる



高専の成績システムは、普通高校とは少し違います。

60点が「赤点ライン」


多くの高専では、60点が合格ラインに設定されています。

普通高校だと「赤点は30点以下」という学校も多いですよね。それに比べると、高専の60点ボーダーはかなり厳しい。

しかも、

・60点を下回ると単位を落とす
・単位を落としすぎると進級できない
・留年もある

という、大学に近いシステムになっています。

留年は普通にある


高専では、留年する生徒が普通高校より多いと言われます。学年によっては、クラスに数人留年経験者がいることも珍しくないそうです。

これは「成績の厳しさ」というよりも、

・専門科目の難易度が高い
・レポートの量が多い
・自己管理を求められる

という環境的な要因が大きいのだと思います。

試験前は本当に真剣

普段はゆるく見える高専生も、試験前は雰囲気が変わります。

・図書館にこもる
・友達同士で教え合う
・過去問を集める
・寮で深夜まで勉強

子どもの話を聞いていると、「赤点取ったらマズい」という緊張感が伝わってきます。

普通高校の定期テストとは違う、もう少し大学に近い空気感かもしれません。

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2. 数学と専門科目は「積み重ね」が命



高専の勉強で特に大事なのが、数学と専門科目です。

一度つまずくと取り戻しにくい

数学や専門科目は、内容が積み重なっていく科目。一度わからなくなると、その先がどんどんわからなくなります。

たとえば、

・1年生で習った微分積分が、2年生で応用される
・電気回路の基礎が、専門科目の前提になる
・プログラミングも段階的に難しくなる

普通高校なら「とりあえず暗記で乗り切る」が通じる場面でも、高専ではそれが通じにくい。

「わからない」を放置できない

子どもが入学してから、こんな話をよくするようになりました。

・「ここで分からないと、来年もっと困る」
・「先輩に聞いたら『1年の内容は絶対やっとけ』って言われた」
・「この単元、3年でも出てくるらしい」

積み重ね式の勉強だからこそ、わからない部分を早めに解消する必要があります。

サポートし合う文化がある

その分、高専には「教え合う文化」があります。

・先輩が後輩に教える
・友達同士で勉強会
・寮での深夜質問タイム

「みんなで乗り越える」雰囲気があるのは、高専のいいところだと思います。

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3. 夏休みが長い。課題も多い。

高専の夏休みは、普通高校より長めです。

9月いっぱい休みの学校もある

学校によりますが、8月から9月いっぱいまで休みという高専もあります。

これは大学と同じスケジュールに近い理由から。前期と後期の区切りがあり、夏休みはその間の長期休暇という位置づけです。

普通高校が8月末に夏休みが終わるのに対して、高専は9月までゆったり。これは大きな違いでした。

平日に旅行できるメリッ十

夏休みが長いと、家族にとってもメリットがあります。

・平日の空いている時期に旅行できる
・飛行機やホテルの料金が安い時期を狙える
・混雑を避けられる
・家族のスケジュール調整がしやすい

実際、9月の平日に旅行する高専家庭も多いと聞きます。

でも課題も大量に出る


ただし、長い夏休みには代償もあります。

・レポート課題が複数
・専門科目の宿題
・自由研究的なもの
・インターンシップ

「自由な時間」というよりは、「課題と向き合う時間」になることも多いようです。

子どもも夏休み後半は、机に向かっていました。

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4. 試験前に見える「高専生らしさ」



高専生の勉強スタイルには、独特のものがあります。

過去問文化

高専には「過去問を引き継ぐ」文化があります。

・先輩から後輩へ
・部活の縦のつながり
・寮の同じフロアで共有

過去問を集めて、対策する。これは大学的な勉強スタイルですが、高専でも当たり前のように行われています。

友達の力が大きい

試験前になると、勉強会が自然発生します。

・得意科目を教え合う
・わからないところを聞く
・レポートの書き方を相談する

「一人で全部やる」というより、「みんなで乗り切る」スタイル。これも高専らしい文化だと思います。

寮生は特に有利

寮生活をしている生徒は、すぐ隣に同級生や先輩がいる環境。

・質問しやすい
・一緒に勉強できる
・過去問が手に入りやすい

寮のメリットは、生活費の安さだけではないと感じました。

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親として感じたこと



子どもが高専に入って、勉強面で感じたのは「思ったよりハード」ということでした。

普通高校から大学受験を目指すルートと比べて、高専は「ゆるそう」「自由そう」というイメージがありました。実際、自由な部分も多いです。

でも、勉強そのものは確実に大変。

・60点ボーダー
・積み重ね式の専門科目
・レポートの多さ
・試験前の緊張感

「自由だけど、ちゃんとやる子じゃないとついていけない」という印象です。

その分、乗り越えた子は専門知識がしっかり身につきます。これが、高専卒業生の就職に強い理由のひとつなのだと思います。

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まとめ|高専の勉強は「自由だけど厳しい」

今回は、高専の勉強と成績について書きました。

・60点を下回ると留年もある
・数学と専門科目は積み重ねが命
・夏休みは長いけど課題も多い
・過去問文化と教え合いの文化がある

「自由な校風」と「厳しい成績基準」が共存しているのが、高専の独特なところです。

これから高専を検討している方は、「自由=楽」ではないことを知っておくと、入学後のギャップが少なくなると思います。

次回はシリーズ最終回「高専に入って知った6つのこと【その3】高専生の素顔」をお届けします。

高専に入って知った6つのこと【その1】先生と授業のリアル

高専に入って知った6つのこと【その3】高専生の素顔

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